学校に行きたくない気持ち

学校校舎が木造でした

学校に行きたくない気持ち 私が通った小学校の校舎は、木造校舎でした。今から20年以上前のことになりますが、当時としてもほとんどの学校は鉄筋コンクリートでしたので、木造のところはめずらしく、映画の撮影などに使用されたこともあります。

木造校舎だと、夏は風通しがよく、冬は暖かく過ごしやすかったです。掃除のときには、廊下の床板に隙間ができていて、そこにホコリがたまるので、ほうきで掃き出したり、雑巾がけをした思い出があります。鉄筋より木造の方が、古くなっても古くなっただけの味わいがでてくるように思います。また転んだりしても怪我をすることがあまりなく、掲示物もあちこちに自由に貼ることができました。

想い出深い校舎でしたが、老朽化の問題で、私が卒業してから取り壊されてしまいました。今は同じ場所に、モダンな小学校が建てられています。近代的で素敵な校舎ですが、ふと昔が懐かしくなるときもあります。今、その校舎には子供が通っていますが、当時とはだいぶ異なり、オープンスペースの教室や、先生と段差のない造りなど、時がたったのだとかんじます。遊んだり学んだりする子供の姿には変わりはないですが、一度、あの校舎を子供たちに見せたかったと思うときがあります。